読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

tanihito’s blog

IT・Web・英語・筋トレなど、興味のあることについてつらつらと書いてきます。

戦略思考コンプリートブックは社会人必読の本!

書評

働き始めてから時間が経つにつれて、求められる役割が変化していることを感じています。入社直後は与えられた仕事を早く正確にこなせば評価されましたが、入社して3・4年経つと、問題を見つけて解決策を提示することも求められるようになります。そのため、入社時と同じように努力をするだけでは不十分で、業務推進能力に加えて問題解決能力を身につける必要があります。

僕も様々な問題解決手法の本を読みましたが、そのなかでもイチオシがこの「戦略思考コンプリートブック」です。



この本のすごいところは、ツールの紹介だけでなく、そのツールをどうやって使えば良いかについても説明している点です。例えばイシューツリーの場合、ツリーの書き方はもちろん、ツリーを作る前のアイデアの出し方や、ツリーを作った後の検証プランの作り方についても詳細に書かれています。これまでに問題解決手法について勉強したけれど、現場でうまく使えないという人には特にオススメです。

特に印象に残っている言葉に「空・雨・傘・紙」があります。これは問題解決するまでのプロセスをまとめたもので、自分が問題に立ち向かうときの指針になります。例えば、雨に濡れたくないという問題を解決する場合を考えてみましょう。まず「空」を見ます。空が曇っていれば、明日は「雨」が降ると判断できます。その対応方法として、明日は「傘」を持って行こうと考えます。最後に、傘を忘れないように「紙」を玄関に貼っておきます。

このように、問題を調査してプランをたてるまでの流れが「空・雨・傘・紙」という言葉に詰まっています。一般的には「空・雨・傘」という言葉を使うと思うのですが、そこから更に「紙」という言葉を追加することで、アイデアを実行可能なプランまで落としこむことの重要性が強調されています。

空雨傘紙

以下、僕が重要だと思った箇所を引用しておきます。興味を持った方はぜひ本を買って読んでみてください。

    • 左脳でどんなに精緻な分析をしても、貧困で凡庸な発想からは、何の付加価値も生まれない。逆に、右脳でどんなにいい発想が生まれても、ファクトで検証しないと現実的な解決策にはならないし、ロジックなしでは他人を説得できない。
    • 「空・雨・傘・紙」のステップ、つまりファクトに始まりアクトに落とし込むステップが、戦略思考の流れの基本だ。
    • イシューツリー作りの基本ルール:
        • 軸を決める
        • 論点はMECEに分解する
        • 重要な軸は前に出す
        • メリハリをつける
    • 初期仮説を作る7つのステップ:
        1. 課題の目的と動機の共有
        2. 右脳作業:仮説の洗い出し
        3. 左脳作業:課題の論点分解
        4. 右脳と左脳の突き合わせ
        5. 仮説とイシューツリーの見直し
        6. 検討課題の見直し
        7. 作業プランの作成