tanihito’s blog

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読んだら忘れない読書術

僕はけっこう本を読むほうなんですが、その内容を全部理解できているのかというと疑問が残ります。その本を読んだかどうかは覚えていても、肝心の内容を忘れていることがあるからです。せっかくお金と時間を投資して本を読むのなら、読んだ内容をしっかりと吸収したいですよね。

そんなときに見かけたのが、この『読んだら忘れない読書術』です。



まずタイトルが素晴らしい。月に何冊も本を読む人なら、読んだ内容をどうやって覚えておくか悩んでいるはずです。そこに『読んだら忘れない』とか言われたら、そりゃ買っちゃいますよ 笑。

では、肝心の内容を見ていきましょう。この本では、一貫してアウトプットの重要性を説いています。インプットだけでなくアウトプットもすると記憶に残るから、どんどんアウトプットしていこうと。

そこで著者が提案しているのが、マーカーやボールペンを使って書き込みながら読む方法です。「読む」「書く」はそれぞれ脳の別の部位が使われているため、本に書き込むことによって脳が活性化され、記憶に残りやすくなるそうです。

本を読むときに必要なツールは、2つだけ。それは、蛍光マーカーとボールペンです。
本を読みながら気に入った一節や「気づき」の一節にラインを引きます。
そして、実際に自分の「気づき」や「 疑問点」などを、ボールペンで本の余白にドンドン、書き込んでいきます。


僕は本を汚すのがあまり好きではなくて、気に入った内容があっても付箋をつけるぐらいでした。しかし、本を汚したくないのは、本から学びを得ることではなく、読んだ本をコレクションすることが目的になっていたからだと思います。学びを最大化するためには、思い切ってやってみる必要がありそうです。

また、書き込み以外にも4つのアウトプット方法が紹介されています。4番目の書評はこのブログでやっていますが、それ以外のアウトプットも良さそうです。特に、FacebookTwitterでシェアというのは手軽でいいですね。

1. 本を読みながら、メモをとる、マーカーでラインを引く。
2. 本の内容を人に話す。本を人に勧める。
3. 本の感想や気づき、名言をFacebookTwitterでシェアする。
4. Facebookやメルマガに書評、レビューを書く。
これらの4つのアウトプットのうち、1週間以内に3つ行えば、やらないときと比べて圧倒的に記憶に残ります。


筆者が主張しているアウトプットの重要性はそれほど目新しい内容ではないですが、この本のすごいのは、具体的なアウトプット方法まで踏み込んで提案している点です。紹介されているアウトプット方法を試して、読んだ内容の記憶がどれほど変わる楽しみです。